最近買ったもの(DELL U2718QM とDEATH STRANDING)
以前から気になっていた4Kモニターを購入。
会社で24インチのモニタを使っていたら自宅の21インチモニタの文字が見づらく感じてきたのが理由。
27インチフルHDのものでもいいんだけれど、せっかくなのでちょっとお金を出して4Kを買った。
Dell 4Kモニター 27インチ U2718QM(3年間無輝点交換保証/sRGB 99.9%/広視野角/フレームレス/Dell HDR/IPS非光沢/DP,mDP,HDMI/高さ調整/回転)
- 出版社/メーカー: Dell Computers
- 発売日: 2018/12/29
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログを見る
vs codeを開きながら参考書を読みながらウェブやってもまだスペースがある。
そしてMac mini 2012はフルHD以上を表示すると30hzになる問題。
https://applech2.com/archives/39452264.html
使いにくかったらCPU性能は落ちるけどMac book airをつなげて使おうと思っていたけれど、マウスのカクつきと、若干のキー入力の遅れだけなので割とすぐに慣れた。
表示スペースが4倍になるのは想像どおりだったので良し。
使い勝手もかなり良い。
意外だったのがHDRの機能。
そんなに変わるもんでもないかなと思って特に気にしていなかったけれど、一昨日発売のDEATH STRANDINGをやって驚いた。
【PS4】DEATH STRANDING【早期購入特典】アバター(ねんどろいどルーデンス)/PlayStation4ダイナミックテーマ/ゲーム内アイテム(封入)
- 出版社/メーカー: ソニー・インタラクティブエンタテインメント
- 発売日: 2019/11/08
- メディア: Video Game
- この商品を含むブログを見る
PS4 proではないただのPS4だけれど、HDRの鮮やかさがきれいでびっくり。
写真じゃ伝わないけれど、本当に物質感が伝わる。
ようは暗いところ明るくするんだけれど、それって目の機能そのものなんだよなと思ったり。
モニターは趣味にも勉強にも使えるので結構お得かもと思った。
今月読んだ本
今月(2019-10)読んだ本は11冊でした。
新刊だと芥川賞を受賞した
を読みました。
今村夏子さんの作品は何冊か読んだことあったけどダントツで面白かったです。
あと台風に影響されてまだ読んでなかった
を読みました。
災害があるからこそ色濃くなる日常の描写が良い。二部も読もう。
押井守の長台詞を思い出させる。
ちょっとだけ引用。
ここにあるこの生活―厳冬をむかえ、節分をすごし、やがて近づいてくる春を待つこの生活……その生活のくかえしのかなたに、人々はめいめの「明日」を思い描いている。厳冬の次には春が来て桜が咲き、子供たちは育っていき、新しい学年がはじまり、サラリーマンたちはいつかは課長になり、ホステスたちはいずれはパトロンを見つけて店を持つか、客の中からいい相手を見つけて幸福な結婚をするだろう。小刻みにやって来ては通りすぎていく緩慢で確実な歳月の足取りの中に、人々はつつましい希望と、季節季節のたのしみと、ささやかな哀感に彩られた、めいめいの人生を思い描いている。
私が半年振りに波の上に立てたのは、まだ夏がかろうじて残る、そんな10月の半ばだった。
新海誠「小説 秒速5センチメートル」
先月読んだ本
忙しくてしっかり忘れていたけど先月(2019-09)読んだ本は5冊でした。
新刊だと
とか
とか読みました。
夏物語かなり良かった。生命の意味と川上未映子の見る世界。
前半は「乳と卵」のリライトなんだけど、そこから深い後半が始まる。
個人的2019年新刊ベスト本の予感がしている。
以下引用
そのうち、いつか誰かと話した言葉と、そうでない言葉の見分けがつかなくなってゆく。夢でみた景色と記憶がゆるやかに編みこまれ、どこまでが本当のものなのかがわからなくなっていく。いくつもの裸を包む細かな霧にはほんまは音があるんとちゃうか。高い壁、男湯と女湯を仕切る高い壁、銭湯のカコーンという鹿威しの音が響いている。湯船に浸かるたくさんの女たちの裸がこちらを見ている。たくさんの乳首がいっせいにこっちを見る。湯気がこもり、わたしは足の裏を揉んでいる。かかとはいつも皮がささくれだっていて、剥いても剥いてもきれいにはならない。
もしかしたら明日、この生活のすべてをそっくり変えてしまう何かが起きるかもしれない、とは思ったことあったかも」
仙川さんは目をつむって軽く頭をふった。「もしかしたらそれが、妊娠とかだったりするのかな、とは思ったことはありました。漠然とですけど。わたしにもいつか、そういうことが起きるのかもしれない、出会うのかもしれない、これまでみんなの人生に起きてきたみたいに、自分の人生にだっていつか、そんなことが起きるのかもしれない。そう思ったことはありました。でもその『いつか』がわたしにやってくることはなかった」
旦那の愚痴ばっかりで。そういう記事とか本とか多くないですか?ママ作家とかもそんなのばっかりでしょう?出産本とか育児本とか、苦労と共感系っていうか。産まれてきてくれてありがとうとかね。作家がそんな凡庸な感情を書いていったい何になるんですか。わたしからすれば、ああいう身辺雑記を書いたら小説家なんてそこで終わりですよね」
作家がそんな凡庸な感情を書いていったい何になるんですか?
内容が凡庸な上に絵の下手なInstagram漫画、死ぬほどあるよね。
ねえ、子どもを生む人はさ、みんなほんとに自分のことしか考えないの。生まれてくる子どものことを考えないの。子どものことを考えて、子どもを生んだ親なんて、この世界にひとりもいないんだよ。ねえ、すごいことだと思わない?それで、たいていの親は、自分の子どもにだけは苦しい思いをさせないように、どんな不幸からも逃れられるように願うわけでしょう。でも、自分の子どもがぜったいに苦しまずにすむ唯一の方法っていうのは、その子を存在させないことなんじゃないの。生まれないでいさせてあげることだったんじゃないの」「でも」わたしは考えて言った。「それは――生まれてみないと、わからないことも」「それは、いったい誰のためのことなの?」善百合子は言った。「その、『生まれてみなければわからない』っていう賭けは、いったい誰のための賭けなの?」「賭け?」わたしはつぶやくように訊いた。
彼女は正しいことを言っていて、そしてわたしは間違っていたのに。
とてもよかった。
二〇〇四の九月、十二歳の誕生日をすぎてまもなく、ぼくはほぼ四六時中、しあわせな気分でいるようになった。
今月読んだ本
今月(2019-08)読んだ本は3冊でした。
資格勉強多めで本は少ない。
1円で売られている「広告」を運良くAmazonで買えた。
本みたいだが、本として読むとおもしろくないので、雑誌として読まないとだめかも。
以下引用
生きるためには身体を動かすことが不可欠で、負荷がなくなってしまうと肉体と精神は劣化してしまう。便利さを求めて文明を発達させてきたつもりが、気づいたときには「死」に近づいてしまっているのだ。そうした認識のもと、生活の中にある負荷を大切にする医療介護施設も登場している。山口県を中心に展開されているリハビリ施設「夢のみずうみ村」はそのひとつだ。施設内に、あえて段差や階段などの「バリア」を配置することで、利用者の身体回復を図る「バリアアリー」という試みを行っている。
東江夏海「便利の先には「死」が待っている」
日常会話は誤配に満ちています。このインタビューもそうだと思いますが、これを聞いたらこう帰ってくるだろう、という期待からどんどんズレていく。でもそれでいい。そういうことは、普段の会話でも頻繁に起こります。本を書くときは、そういう感覚ですね。
でも、本を読むという行為も本来はそういうものではないでしょうか。問題集を買っているわけではないのですから。
東浩紀「 誤配という戦略」
1円で買ってもしっかり読みました!
思い出してほしい、あの日の夜を……。
暗い夜空を眺めてほしい、そこに何が見えるのか……。
そして未来のためにともに考えてほしい。今から三十二年前の八月十二日に何が起きたのかを。
青山透子『日航123便墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る』